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液体ヘリウム供給に関する内規(学内限定)

液体ヘリウムの供給・回収体制

片平地区ヘリウムガス回収配管図(赤線)

青葉山地区ヘリウムガス回収配管図(赤線)

液体ヘリウムの供給状況

 極低温科学センターの前身である低温センター設立時(昭和46年)から令和5年度までの、液体ヘリウム年間使用量の推移を右図に、最近5年間の部局ごとの年間使用状況を下表に示します。
 東北大学におけるヘリウムの年間使用量は片平地区液化機更新(平成21年)および東日本大震災の影響(平成22-23年度)により、一時的に低下したものの、平成30年度までに約25万リットルに達しました。これは国内でもトップクラスの値であり、東北大学でヘリウムを利用した低温科学研究が盛んであることを示しています。その後、新型コロナウイルス感染症による活動制限(令和2年)、片平地区液化機更新(令和3年)により再び減少に転じましたが、令和5年には約18万リットルまで回復してきました。ただし令和4年度から顕著になったヘリウム購入価格の上昇が、最近のヘリウム使用量の増加に制限をかけていると分析しています。このような厳しい状況下でも大量の液体ヘリウム供給が維持できているのは、本センターにおけるヘリウム液化機の高い稼働率、東北大全体における高いヘリウムガス回収率によるものです。